ディズニー好きOTのバリアフリー家作り

ディズニー好きアラサーOTの家作り記録

間取りを考える前に、バリアフリーって?

さて、土地が決定して、建ててもらいたい会社もはじめから決まっていたので、次は間取りを考えます。

 

工務店さんは市外なのでアパートから車で1時間半くらいかかります。頻繁な打ち合わせは大変なので、一回の打ち合わせで内容を濃くできるように、事前に準備できることはなるべくしていこうと思っていました。

なので、こちらの要望をまとめた文書を作ることにしました。

旦那といろいろ意見を出していくと、お互いの希望として共通している大きいことが1つ。

 

将来の介護を見据えてバリアフリーにすること

 

細々した希望はもちろんありますが、根底にはこのバリアフリー住宅への希望が大きいことがわかりました。

 

 今は元気な両親がいつかは老いていく。

もちろん自分たちも老いていく。

そう考えるとなんだかネガティブですが、長く住む家のことです。大切なことだと思います。

でも、バリアフリー住宅って高齢者のためだけのものじゃないんです。段差がない、間口が広い、階段に手すりがある、などなど・・子どもにも妊婦にも、誰にとっても暮らしやすい家がバリアフリー住宅です。

私たちは仕事の中で退院する患者さんのご自宅に伺って、家の中でどこを改修すればいいか、どんな道具を使えばいいかなどアドバイスすることが多々あります。

この知識と経験を生かした家づくりをしたら、住みやすい家になるし将来も改修しなくていいじゃん!!という視点でバリアフリー要素を入れていくことにしました。

 

具体的には、「車椅子でどう生活するか」を考えて設計を依頼することにしました。実際は車椅子の段階の前に伝い歩きや介助者がついて歩行するという、【自分で歩ける段階】がありますが、最終的な段階として車椅子を想定しておけばいいかなと。

 

最初の要望に入れた中でバリアフリーに関することとしては

 

①廊下幅は85〜90㎝以上を確保

車椅子が入れる幅です。方向転換や介助者がいることを考えると85㎝でギリッギリかな。むしろ足りないかも。

廊下幅の後からの改修はまず無理なので、建てる段階から意識して設計することが重要と考えられます。廊下が狭い家で車椅子で過ごすとしたら、掃き出し窓から直接部屋に入ることになるかな。

 

②扉はなるべくスライドドア

これも車椅子を意識して。引き戸(前後に開くタイプの普通のドア)から開き戸(スライドドア)に改修することも多いですが、構造によってはできないこともあります。特にトイレのドアは絶対スライドドアにするべき!!

開き戸では狭くて介助者が一緒に入りにくいことが多いので、トイレのドアだけでもスライドドアにしておけばいいと思います。ていうか、改修するときも扉に関しては玄関とトイレを直すことが多いんじゃないかな。他の部屋は入らなければいいので。生活に絶対必要な玄関とトイレを優先的に改修しますね。

 

③1階トイレは広めに

これも介助者とトイレに入ることを想定しています。まぁ、広いからいいっていうものではなくて、狭ければ便器までの距離も近いということだし、壁を伝って行けるから狭くてもいいんだけど、介助者と2人で入るなら広い方がいいよね。娘は今はオムツだけど、トイトレするにも広い方がいいしね!

手すりは後から付けられても、空間を広げるのは後からは無理です。

 

④階段は広めで両手すりをつける

手すりをつけること自体は簡単なんだけど、両側につけるのは幅が足りなくてできないケースが多いです。例えば脳卒中片麻痺だったとして、左右どっちが麻痺するかわからないし、麻痺側にしか手すりがなかったら使えません。

そして階段の幅が広いことで2階への家具の搬入も楽になる!

それに、妊娠中に階段がおっかないことおっかないこと。実家に行くたびに手すりがない階段にヒヤヒヤしてました。両側に手すりがあれば、登りも下りも手すりがあって安全!わたしはよく実家の階段で転んでいたので、わたしの安全対策として今から必要です(笑)

 

⑤床の段差は極力なくす

今どきの新しい家はだいたい段差はないだろうけど、数センチの段差でも高齢者にとってはつまづく原因になります。

特にパーキンソン病、パーキンソニズムにはすり足歩行・小刻み歩行という症状が出る場合があって、足が思うようにでないので転びやすくなってしまいます。車椅子の移動も段差がなければらくらくです。

和室を小上がりにするのも素敵だけど、うちは和室も全てフラットにすることにしました。

 

これらの希望に加え、色々と要望を社長さんに伝えました。

お願いする工務店さんは社長が設計から現場監督から全部するスタイルなので、社長と直接やり取りをして決めていきます。

他の要望については別記事でまた書こうと思います。